【製造】2008年入社 愛知県出身 Y.T.

※2024年3月取材当時の内容です

―入社を決めた理由をお聞かせください。

私は前職は美容師をやっていまして、中途入社でこちらの会社に入りました。18歳で就職して、20歳の時にとあるきっかけでモータースポーツに興味を持つようになったのですが、そこから自動車業界で働きたいと思うようになり、転職活動を始めました。その中でも、モータースポーツと関りの深いタイヤを製造している当社の求人が自分の目に留まって、応募することを決めましたね。またDUNLOPというブランドにも耳馴染みがありましたし、親がDUNLOPの製品を使っていたことも、今振り返ると志望に至った理由だと思います。

―現在はどのような仕事に携わられていますか?

私は成形工程で働いています。前工程が製造したタイヤ部材を、「成形機」と呼ばれる専用機械で張り合わせて、一つのタイヤとして形作る工程です。このタイヤの原型は「ローカバー(raw cover)」と呼ばれ生ゴムの状態であり、後工程で加熱・加圧することでタイヤとして完成します。主な作業は➀部材の貼り付け➁部材の補充➂タイヤサイズ変更時の機械調整の3種です。作業で最重視していることは「規格を守る」ことです。決められたものを、決められた位置に、決められた通りにセットしないと不具合品が出てしまいますからね。この工程の特徴としては、部材を組み合わせて一つの製品をつくる「モノづくり」を一番形で感じやすいところだと思います。自分もその実感は日々噛みしめながら、仕事をさせてもらっています。

―これからの目標を教えてください。

これから班長を任されることになるので、メンバーとさらにコミュニケーションを深め信頼関係を強くしたいですね。また、責任者として、皆さんのルール遵守意識をより高めたいとも思います。楽しさと厳しさとを上手くバランスして、チームを運営することを心掛けます。また長期的には海外勤務にも挑戦してみたいです。日本のモノづくりの良さを海外拠点に伝えたいですし、逆に海外拠点から受けた様々な刺激を国内に還元したいと思います。プライベートでは、家庭と仕事の両立ですかね。昨年子供が生まれたのですが、1か月の育休を取らせて頂いたりしまして、今後も子育てには積極的に参加するつもりです。普段は1直時に食事を作ったり、2直は送り迎えをしたり、平日休みの日は買い物に行ったりと、しっかりと家庭の時間も確保するように心掛けています。

―住友ゴム工業に入社して、良かったと思うことは何ですか?

前職と比べると、良い意味で雰囲気が違うなと思います。より自然体で、本音で腹を割って相談できるイメージが強い気がしますね。また、先ほど述べた通り会社が推進してくれていることもあり、産休・育休は取得しやすいと感じています。職場も全面的にバックアップしてくれますので、そこはとても安心できますね。育児関係について追加で言うと、福利厚生サービスでベビーシッターや保育園補助もあり、その辺りも子育て世代にとってはありがたいですね。豊田市自体もとても住みやすいと思います。大型スーパーやレジャー施設もありますし、保育園も多いかなと思います。

―最後に、高校生の皆さんへメッセージをお願いします。

高校生の皆さんにとって、「将来何がやりたいか」といったことを思い描くのはとても大変なチャレンジかと思います。どれだけ考えても答えが出ないことも多いでしょう。そういった時は、思い切って働きながらでも自分のやりたいことを見つけ出してみるといいと思います。ただ、どのような仕事に就くとしても、周りの人と信頼関係を築くことだけは疎かにしないでください。組織においては、個人は周囲の協力を抜きにしては仕事を進められません。周囲への感謝・尊重の気持ちを忘れずに、日々を送ってほしいと思います。皆さんが進路を真剣に考えたその先に、住友ゴムという選択肢があるならば、これほど嬉しいことはありません。ぜひ、皆さんにお会いできることを楽しみにしています!