【製造】2016年入社 愛知県豊田市出身 S.Y.
※2024年3月取材当時の内容です
―入社を決めた理由をお聞かせください。
もともと自分は豊田市出身なのですが、自動車産業がとても盛んな地域なので、子供のころからなんとなく自動車関係の仕事に就くのかなぁとぼんやり考えていました(笑)そして、自分の自動車業界への関心は、高校3年生の春に運転免許を取るために自動車学校に通ったことにより、大きく高まりました。というのも、自分自身の手で初めて車を運転してみて「こんなに運転って楽しいんだ、便利なんだ」とより強くクルマに興味を頂くようになったんです。そこからは、自然と道行くクルマを目で追うようになり、車種にもどんどん詳しくなっていきました。その中でも、当時とても興味の湧いていたスポーツカーの新車装着タイヤがダンロップ製だったことから「住友ゴム」の存在を知り、志望するに至りました。
―現在はどのような仕事に携わられていますか?
タイヤ製造の前工程の一つである、ファブリック班という職場で働いています。ファブリックとは、繊維とゴムで構成されているタイヤ部材の一つで、自動車の重みに耐えるための強度をタイヤに加えるという重要な役割を果たしています。自分の仕事は、製造オペレーターとして専用設備を操作して、規格通りに部材を製造することです。その他、製造に必要なゴムを設備にセットして練り込む作業を行っています。前工程は非常に重要な作業であり、この工程がトラブル等で停止すると、後工程で部材補充ができずタイヤが作れなくなってしまいます。そういった意味では、非常に責任のある作業を担当させて頂いていると感じています。その中でも、不良品やロスもなく一日を終えられた時は「ベストを尽くせたな」というヨロコビを感じますね。
―これからの目標を教えてください。
より作業の効率化を進めたいと思います。職場の負荷を低減して、より少ない時間・少ないロスで成果を最大化できるように、設備のボトルネックや、その他改善余地のある点について上長や職場のメンバーと真剣に話し合いながら、解決策を考えているところです。また、現在中堅社員という立場になったので、後輩の育成にも注力したいところですね。後輩たちは、指示されたことは素直に聞いてそれを達成してくれるのでとても助かっているのですが、もう一歩進んでより高いレベルで自律的に行動できるように、指導していきたいと思います。
―住友ゴム工業に入社して、良かったと思うことは?
昔は人と話すのが苦手だったんですが、話しかけやすい・相談しやすい方がとても多く、その点ではコミュニケーションをとる際の安心感があったのがありがたかったですね。職場改善活動や研修なども盛んで、自分も何度かプレゼン発表を担当させてもらったこともあるのですが、そういった点では成長するチャンスも多くある環境ではあると思います。また、街中でダンロップ製のタイヤを見た時には、「自分の仕事が形になっているんだな」とやっぱり感慨深くなってしまいますね。
―最後に、高校生の皆さんへメッセージをお願いします。
自分の意思で始めたことは、最後までやりきってほしいです。その過程で何かと辛いこともあると思いますが、それを乗り切ることができれば、次の困難にぶつかっても「あのときやり切れたんだから、今回もできるはず」と前に進む自信につながると思います。僕自身、社会人になってからそのような過去の体験に勇気づけられる場面が何度かありました。また、多くの人とコミュニケーションを取ってほしいと思います。社会に出ると幅広い年代・多様な性格の方々と関わることになり、学生同士の会話と比較するとより高いレベルで「相手の意図を理解し自分の意図を伝達すること」が求められます。ぜひ、ご家族や学校の先生、先輩・後輩、バイト先の方、近所の方などなど、身近なところから交流の輪を広げてみてください。