【製造】2013年入社 長崎県出身 M.K.

※2024年3月取材当時の内容です

―入社を決めた理由をお聞かせください。

子供のころからモノづくりに憧れていたことと、高校の先輩が在籍していたのが主な理由です。父親が地元で気動車の運転手をしていたのですが、その姿を幼いころから近くで見ていて「乗り物ってかっこいいな」「こんな大きなものを作れるのってすごいな」と子供ながらに感じ、いつしか「自分もこんなモノをつくってみたいな」という思いを抱くようになりました。その後、地元の工業高校に進学し「モノづくり」の盛んな地域である愛知県への就職を志すようになったのですが、その中で豊田市で働けるという点から当社の求人票が目に留まりました。また、自分の1歳年上の高校の先輩がこちらに就職されていたということを知り、そのような繋がりもあって最終的に志望することを決めました。

―現在はどのような仕事に携わられていますか?

タイヤ製造の中で、最初の工程である混合工程で働いています。タイヤは様々な材料で構成されており、そのほぼすべてにゴムが使われています。混合工程は、その部材に用いられるゴムシートを製造し、材料工程に運搬・供給する役割を果たしています。具体的には「➀天然ゴムや合成ゴム、その他薬品等をミキサーに投入して練り込むミキサー作業」「➁シート状になったゴムを、フォークリフトなどで後工程に運ぶ運搬作業」の2つの作業があります。この混合工程で製造したゴムシートは何らかの形で必ずタイヤに使用されることになるので、ここに異常があると後工程で不良品に繋がったり、設備停止があるとタイヤを作れなくなってしまうなど、工場稼働の鍵となる重要な工程です。なので、何より正確性を意識して作業には望んでいますね。そのようなシビアな面もあるのですが、お客様である後工程の要望に応えて「今日もありがとう」などの感謝の言葉を頂くと、自分にとってはすごくモチベーションになりますね。

―これからの目標を教えてください。

自分は班長になってまだ1年目なので、まず目先の目標として班員の皆さんがよりモチベーション高く・向上心を持って働けるような環境を作れるよう、努力したいと思っています。中長期的には、いつか海外支援・駐在にはトライしたいです。理由としては「今と異なる環境に身を置いて、自分の実力を試したい・成長に繋げたい」というのが一番大きいですかね。また、自分の部署には外国籍の方も在籍していて、今後よりグローバル化が進んでいく流れの中で異文化理解を深めたいという点もあります。まぁ、異国の地で生活することに憧れているという個人的な願望もありますが(笑)ただ、一番の目標はケガ・事故無く過ごすということですかね。家族を悲しませるようなことはないよう、何よりも「安全第一」で仕事に取り組んでいます。

―住友ゴム工業に入社して、良かったと思うことは何ですか?

自分は愛知県外出身なのですが、寮へ入れたことがとてもありがたかったですね。家賃も安いし、食事も提供されるし、生活の基盤が確保されているのはすごく安心できました。両親も、安心して送り出してくれましたね。また、会社に食堂が設置されているのも良いポイントだと思います。定食や麺など豊富なメニューを安価に頂けるのでとても助かっています。豊田市という立地も気に入っています。車を1~2時間走らせれば岐阜には温泉があったり、愛知南部に逝けば海鮮が美味しかったりと、魅力的なスポットが周囲に多くあるので、休みの日は家族とのお出かけを満喫しています。

―最後に、高校生の皆さんへメッセージをお願いします。

これから社会人へステップアップされる皆さんに一つアドバイスしたいと思います。それは、ぜひ今の内から「笑顔で挨拶」することを意識してみてください、ということです。自分は社会人になる時に地元を離れたので、就職当時は周りに誰も知り合いがいないという状態でした。その中でも、笑顔と共にしっかり挨拶することで、皆さんに顔を覚えて頂きたくさんのつながりを作ることが出来ました。「たかが挨拶」と思うかもしれませんが、挨拶こそコミュニケーションの第一歩!ぜひ意識してみてくださいね。